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ネットワークを活用したウナギ教室の公開授業を開催しました!

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去る2月18日(土)に、国際うなぎラボにおいて、東大うなぎ教室を開催しました。この事業は、宮崎県美郷町、東京都品川、岩手県大槌町の3ヶ所の会場を最新の映像中継設備でつなぎ、リアルタイムでうなぎ研究の第一人者の先生方からウナギに関する様々なお話を聞き、クイズ等に挑戦するといったイベント事業で初めての試みであります。宮崎は国際うなぎラボの研究施設で、東京は丹青社のクリエイティブミーツで、岩手は東京大学総合博物館が復興支援として設置した大槌文化ハウスで、それぞれの会場に小学4〜6年生15〜20名が参加しました。空間と空間をネットでつなぎ、それぞれの施設から教育的な発信(対話方、双方向型の講義)をリアルタイムでおこなうことで、遠隔地の先生や子どもたちが交流できるといった親近感あふれる催事になりました。国際うなぎラボは、所長の塚本勝巳先生が講師を務め、うなぎクイズで会場の子ども達を沸かせ、ウナギの魅力に迫り興味と関心を集めました。東京では、東京大学農学部の黒木真理先生が、ウナギ調査研究船でウナギ調査についての苦労や喜び等についてビデオを交え分かりやすく解説していただきウナギ調査がどのように行われているのか実感することができました。大槌文化ハウスでは、東京大学大気海洋研究所の青山潤先生が、フィリピンウナギ探検記というテーマで、これまで世界のウナギの品種が15種であったのを新種のウナギを見つけ出し現在の16種になった苦労話をスライド写真を見ながら話していただきました。いずれの講義にも、子どもの真剣な眼差しが垣間見れました。このたびの事業を機に、今後ウナギに関する様々な研究成果や知見に触れられる情操教育の場と交流の場を提供して行きたいと存じます。(文責:田中義久)



[2017年02月22日]

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